ヴァォフオネは、
生前大工だった父が建てた家です。
父が沢山の情熱と思いを込めて建てた、外見は典型的な日本家屋でありながら内装は少々モダンな要素を取り入れた天井の高い家で、ほとんど使っていない少し広い部屋があります。
この父の家を残したい、
というのが私と私の二人の娘の想いでした。
その為に、この家を
多目的レンタルスペースとして
皆さんに使っていただくことで生かしたいと考えました。
公共の場とは一線を画す、
穏やかで落ち着いた環境を提供して、
そこに集う人達にそれぞれの時間を
有意義に過ごしていただく、
そういう場所にしたいと考えました。
それと同時に、
私には北欧フィンランドでデザインを学び、15年間フィンランドに住み、
現地のテーブルウエアブランド・イッタラ社に勤務している娘がおります。
この娘の北欧のテーブルウエアや雑貨に
関する知識と人脈を活かして
北欧の文化を発信する場所にしたいと
考えました。
日本の建築物と北欧のデザインは
一見何の接点も無いように思われますが、
実は日本の建築物と北欧のデザインは
もともと自然からインスピレーションを
得ている事と、シンプルさを追いかけている点が似ており、日本と北欧の雑貨は
大変相性が良いと言われています。
父が遺してくれた家を北欧の文化の発信地として地域のコミュニティーにしたいと思います。
お店のロゴは、
多目的スペースに集う人達が
丸くつながって円になるように、
円という字の中にヴァロフォネ(光の部屋)という意味のフィンランド語を入れて、
クラフトデザイナーの娘のフィンランド人の夫が作ってくれたものです。
ヴァォフオネが皆さんの寛ぎの場に
なりますようにと願っています。